Apple Watchの発売が4月とされている中、テスラモーターズがMODEL Sの状態を把握したりロック解除したりと遠隔操作も可能なApple Watch向けアプリのプロトタイプ動画を公開しました。このウェアラブルなデバイスはまだ発売されていないものの、ソフトウェア開発会社のELEKSは、テスラを操作するためのiPhoneアプリをApple Watch上で動作させたデモ映像を公開。
このApple Watch版のテスラ用アプリでは、腕時計という小さなガジェットで動かすために、標準のソフトウェアを簡素化した作りになっているらしいが、ほぼiPhone用アプリと同じ機能が使えるという。基本画面には「モデルS」の充電状態、航続距離、施錠状況が表示され、ページをスクロールすれば、ドアをアンロックしたり、サンルーフを開けたり、エアコンを調節したりといった様々な操作が、車外からでも行えるという、かなり便利なアプリとなりそうです。
そうした便利な機能を備えるスマートウォッチ用アプリだが、現時点では大きな欠点があるらしい…ELEKSによると、現在のApple Watch用のソフトウェア開発キットでは、プログラマーはユーザーのiPhoneに接続するブリッジとしてしか、このデバイスを使うことができないという。つまり、Apple Watchでどのような機能を使うにしても、ユーザーは常にiPhoneを持っていなければならないということらしいです。
とは言え、悪い情報ばかりではないはずです。開発者側は、Apple Watchの発売時期が近づけば、使える機能が追加されるだろうと予想している様です。ひょっとすると将来的には、iPhoneがなくてもApple Watch用アプリが使えるようになるかもしれないですね。
車を腕時計でコントロールする。。。これは正に古~い昔のアメリカのテレビ番組〝ナイトライダー(Knightrider)″の世界実現です!
米ラスベガスで6日開幕した国際家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」で、今年は自動車関連の最新技術が存在感を増し、モーターショーの様な光景が広がっている様です。
CESは電機・半導体メーカーの総合見本市ですが、今年は自動車メーカー10社が出展し電機メーカーとの連携に意欲をみせています。米メディアによると、自 動車メーカー首脳として初めて基調講演した米フォード・モーターのフィールズ最高経営責任者(CEO)は「おそらく今後5年で、自動運転車が登場するだろ う」と予測し、「その時には人々の手に届く価格にしたい」と表明したそうです。
BMW(ビーエムダブリュー)は障害物を自動的に回避するシステムや、それを利用した全自動のパーキングシステムを出展。時計端末で車の位置も確認でき、車もピックアップ可能。まさに自動車とインターネットの融合。
Daimler(ダイムラー)は最新の自動運転車のコンセプトカー『Mercedes-Benz F 015 Luxury in Motion』を披露。その狙いは、2030年以降、自動車がどのような姿になっているかを示すことにあるらしい。同車両は、2030年に40カ所以上になると言われている1000万人都市の最高の贅沢となる『プライベートな空間と時間』を提供するという。2030年は自動運転車は車室がラウンジになるとのこと。
Audi(アウディ)は1月8日、CESの開幕に合わせて自動運転車のデモ走行を開始した。アウディ『A7スポーツバック』がベースのロボットカーを使用し、シリコンバレーからラスベガスまで、約900kmを自動運転で走行。
2014年10月、アウディはA7スポーツバックの高性能グレード、『RS7スポーツバック』のロボットカーを使用し、ドイツ・ホッケンハイムにおいて、無人運転による高速サーキット走行に成功したばかりである。
JVCケンウッドは開発を進めているデジタルコックピットシステムのコンセプトモデルを展示している。ベース車両は英マクラーレン・オートモーティブの「McLaren 650S Spider」。運転手の視界確保支援に着目した同社の「i-ADAS」(革新的先進運転支援システム)を搭載したうえ、マクラーレンと協力してラグジュ アリーなインテリアに仕上げた。これには、JVCが開発中のヘッドアップディスプレイをはじめ、車載カメラ、電子ミラーなどの先進技術を盛り込んでいる。
この先、Webや最新のエレクトロニクスとの連携がますます増えて行くと思われる自動車の技術ですが、来年、再来年とどのような技術が登場し、実用化されて行くのかが楽しみです。
(株)ナビックス